きらきらしたもの

がんばっている男の子たちが好きです

スクラム組んで駆け抜けた冬

研究生初のメジャー流通シングル「ドドンコ Don't worry」、9月から12月までの3ヶ月間にわたるリリイベが終わりました。


前のブログに書いたことになるけれど、このリリイベが始まる前わたしはもう絶望でいっぱいで、3ヶ月間いったいどういう気持ちでいればいいんだろうって思って。ドドンコ初お披露目のテレビ塔では(まだオリコン反映されないからリリイベって括りではなかったけど)物販並びながら悪態ついて友達にも当たり散らした記憶があってほんとに申し訳なかったと思う。


実際最初の頃は、ライブでせつらくんが出てきてくれる曲はまあ楽しめはするし、CDもツーショ撮るためだから買わなきゃ仕方ないし、でもドドンコだけは聴くたびにどうしていいかわからなくて何となくぼんやりしてた。選抜のメンバーが頑張ってることは本当に見ててよく分かったし、楽しみたいとは思うけどやっぱりどうしても複雑な気持ちで。


でも、わたしは1人じゃなかった。

どのイベントだったか忘れたけど、たまたま一緒に見てた友達が全員選抜外推しだったことがあって、みんなではちゃめちゃに騒いでギターかき鳴らしてスクラム組んで声出して、そしたら、そのとき初めて心から楽しいって思えて、すごく嬉しかった。選抜推しの友達がどうこうってことではないけれど、この中の誰の推しもステージにいないっていうのが一周回って面白くなっちゃったのかもしれない。

それからずっと、友達と一緒に騒ぐドドンコは楽しかった。いつの頃からか、イントロであ〜よっしゃ行くぞー!って入れるのが定着してきて、それを叫ぶたびにわたしはわくわくしてテンションが上がった。


あと、うらぽんが一日店長のときに「人気投票とかあってファンの人は触れづらいかもしれないけど僕はドドンコ好きだしみんなにも好きになってもらいたい」みたいな話をしたのをレポで読んでグッと来て、彼の握手に行ったんですけど。その時に、わたしがせつら推しでドドンコに対して複雑な気持ちがあったって話をしたらすごく頷いて聞いてくれて、「でも今は研究生としてメジャーで売っていかなきゃいけないときだから、しょうがないこともあるんだよね」って言われて。

実際にメンバーからそういう言葉を聞いて、いろんなことが受け入れられたような気がしたし、気持ちが楽になったんですよね。その辺で曲への葛藤みたいなのは割となくなった。もうリリイベも2ヶ月ほど過ぎてた頃だったけど。(笑)


それから、3ヶ月間の目標というか、自分の中でこうしようって決めてたことがあった。とにかくたくさん、行ける限りの現場に行って1枚でもツーショを撮ること。

そりゃ本当はたくさんの現場に行った上で毎回積めればって思うけど、わたしは昼間の仕事しかしてないフリーターだから普通の社会人より圧倒的に収入少ないし、遠征だから交通費とんでもなくかかるし、そんなことはできなかった。でも自由度は圧倒的に高いから、平日でも早退して間に合いそうなら新幹線で飛んで行った。

別にそのことに何か大きな意味があったかって言われると分からないけど(笑)でもリリイベ終盤に差し掛かってきて、どんどん来るオタクが減ってきて、特典列の人数が1桁しかいないこともザラにあって、そういう時に4人の列が5人になったらちょっとくらい意味あるかもなって、それくらい。半分は意地とプライドだったと思う。これはジャニオタやってた昔からだけど、遠征だから来られないって思われたくないし言い訳もしたくないのと、現場行かない人間がごたごた言うなって思ってる質だからとにかく行かなきゃ気が済まないっていう。

でも結局せつらくんがいた現場数全部で70回のうち57回行ったらしいので、頑張ったかな…と、思う。クリスマス絶対休めない仕事なのに魔法使って休んだのは、まあ、うん(笑)


そうやって3ヶ月間本当に文字通り駆け抜けて、迎えた最終日の東別院ホールでのリリイベ。

この時の物販がめちゃくちゃに押しまくって全く進まなくて、めちゃくちゃに寒い中でずっと待たされて最後の最後に心が折れきったんだけど。ライブの最後にサプライズで流れた、今までのリリイベ会場の写真振り返りムービーの中で「雨の日も風の日もどんな遠い会場にも駆けつけてくれたファンの皆さんのおかげです」みたいな言葉を見た瞬間に、ついさっきの物販列の死ぬほど寒かったこととか、西宮から栄って意味不明な現場回ししたこととか、もうどこだかよくわかんない遠いイオンにみんなで車で行ったこととか、仕事終わりで髪も服もぐちゃぐちゃなまま新幹線飛び乗ったこととか、お金なくてファミレス行ってもポテトしか食べられなかったこととか、友達とネカフェ泊まってしょうもないことで息止まるほど笑ったこととか、なんかもういろんなこと一気に思い出してぼろぼろ涙が出た。

最後のチャンフォーのイントロが流れ始めて、このリリイベ期間中に本当に死ぬほどチャンフォー聞いたし、もう聞き飽きてるのに、なんでだかめちゃくちゃ寂しくなって、「少しずつでも形にしてゆけばきっと未来は変わるよ」って歌詞がすごく沁みた。デイリーで1位取れたこともきっとそのひとつだったから。ここから研究生の未来は変えられるって思ったから。


ライブが終わって特典会待ちの間に友達と合流していろいろ話してたんだけど、みんなが「みおちゃんは本当に頑張ったよ」って言ってくれて。自分がやりたくてやってたことだから頑張りもなにもって感じなんだけど、でも金銭面も体力面も気持ちの面でもキツかったのは事実だし、そう言われるといろんなものがこみ上げてきてしまって、しゃくりあげるぐらいにまた泣いた。

そのあとツーショ撮りに行ってせつらくんと話して、「いつも嬉しかったです」って言ってもらえたのもなんとなく、これも自己満足の世界ではあるけど、いろんなことが報われた気がしてやっぱり嬉しかった。


1期生を推してたのがアークの時だけだったから、こうやって長期間のリリイベを走るっていうのが初めての経験で。掲げられたデイリー3位、ウィークリー5位って目標も絶対無理だと思ってたからつらかったし、途中で終わりが見えなくて心が折れてもうこんな生活嫌だって何回も思ったけど、終わってみればこんなにあっという間の出来事に感じるものなんだなって不思議な気持ち。

本当にいろんなことを周りに助けてもらったなあ。東別院ホールの後にみんなで味仙行って撮った写真が我ながらめちゃくちゃ良い顔してて、今の友達と仲良くなれてほんと良かったって思った。


そんなわけで結果的にはいろんなことを受け入れて、割と後悔もなく気持ち良く終われたリリイベだったんですけど。

その次の日から始まった冬フェスで、またどん底に突き落とされることになるとは思ってなかった。

まぁこれについてはまた時間があれば書く、かもしれない。