きらきらしたもの

がんばっている男の子たちが好きです

夏の終わりと終わらない気持ち

わたしの夏が終わった。

7月半ばからのほぼ2ヶ月間、長くてイベント数も多くてこりゃ果てしないなって思ったけど、終わってみればあっという間だったかもしれない。単発のイベントもちょこちょこあったけど、やっぱり大きかったのは初めてのツアーと、なによりBMスタジオでの定期公演。


わたしが今までで一番印象的だった2012年、TDCのサマリーに通ってた、あの夏。TDCの独特な匂いとか冷房効いて寒いバルコニーとか、公演まで時間つぶしてたパン屋さんもデニーズも水道橋のマックも全部懐かしくて覚えてるけど。今年の夏はあの時と同じくらい楽しくて駆け抜けたような夏になったなあと思う。
スタジオのラスト公演の日に、今研究生現場にいる当時からの同担の友人が、「なんかあの夏思い出すよね」って言っててちょっと嬉しかったです。わたしだけじゃなかった!って。

元々ジュニア担だからそれこそTDCや、帝劇日生クリエとか、同じ劇場に長期間何度も通いつめるっていうのが好きなんですよね。そういう血なの。だから、スタジオで定期公演やるっていうのがすごい嬉しかった。

あおなみ線に乗って荒子川公園で降りて暑い駐車場通り抜けて涼しいイオンに入って、ラウンジにはおたくが詰め込まれてて、スタジオも空調効かなくて暑くて。狭いステージに14人並ぶとぎゅうぎゅうで、メンバーとの距離1mもない最前とか。空き時間はフードコートで貧乏を嘆きながらうどんかたこ焼き食べて、夜はサイゼリヤでこれまた貧乏を嘆きながらチェキ眺めてあれこれ喋って、バイバイする。たまに友達の車で送ってもらう。間違いない、今年の夏の思い出。


ただ、楽しいことばっかりではなかった。具体的に言うと、チケットの発売日。(笑)
友人達が頑張ってくれたおかげでわたし自身は2回しか行ってないんですけど、これは本当に、友人の話を聞くだけでも毎回腹の立つことしかなくて、研究生の現場に通いだしてから初めてこんな地獄を見たなあと思いました。まじで。
そもそも最初に出してる情報の少なさ、問い合わせして聞いた話と当日の対応の食い違い、スタッフ同士の情報共有の出来てなさ、おたくの割り込みとその対応の甘さ、何を意見してもろくに聞いてくれず、研究生を盾にして上から目線でおたくを丸め込もうとするスタッフの態度、などなど。
挙句の果てに、公演前に研究生たちをステージに上げて「注意事項」を述べさせるというやり方には呆れました。スタッフがもっと明確にルールを作って対応すべきことを放棄して、研究生本人たちに言わせておけば済むだろうと思っている。そんなことでルール守るようになる人は最初からやってないし、しかもそれやり始めたのチケット発売終わってからだし、あれ本当に何の意味があったのか教えてほしい…。研究生の寸劇がかわいかったことくらいしか意味が見出せなかった。(笑)


とまぁ嫌なこともそれなりにありましたが、ライブは毎回楽しめました。
メンバーが「BMスタジオならではのことが出来る」ってよく言ってたけど、確かにいろんな試みがあって良かったです。浴衣ファッションショー(ライブは踊らず3曲のみ)とか、シャッフルライブ、1期生カバーライブ、トークショー(ライブ2曲のみ)とか。なかなか見られないものが見られたと思うし、MCも半分ずつとか数人ずつに分かれてきっちり台本作ってたりコント仕立てにしてたり、いろいろ挑戦しようとしてるんだなぁというのがわかりました。


ただトークショーは、推しの欲目を入れても、チケット代無駄かな…って初めて思った。(笑)その前の通常ライブのMCとか割と頑張ってたし、どうなるんだろうって思ってたら本当にただふわ〜〜っと着地点も曖昧なまま喋っただけで、強引なオチつけて終わらせた瞬間の客席の(えっ……終わり……?!?!)っていうざわめきひどかった^^
まったり喋りたかったんですって言われたけど、あれはまったりじゃなくてぐだぐだだよ…?って感じ。せつらくん、ボイメンカフェで1日店長やったときもそうだったけど、トークショーってなるとほぼノープランで押し通そうとするの本当に不思議…。

いちばん良かったのは、たかくんのバースデー公演だった25日ですかね。わたしは夜の部しか行ってないんですが、アンコールがたかくんに内緒でバースデー恒例の幸せの種に変わったり、24時間テレビのキャラバン隊に行っててライブお休みしてた頼我くん奏くんが突然サプライズで登場したり、盛りだくさんでした。
らいかなが腕に「たかくんおめでとう これからもよろしくね♡」って書いてて、「大事なメンバーの誕生日に14人誰ひとり欠けちゃいけないんですよ!」って言う頼我くん、祝われてるたかくんよりなぜかずーっと幸せそうなくしゃくしゃの顔してるせつらくん。(笑)ほんとめちゃめちゃハートフルな空間で、最後に全員揃ってやったバッシャーンはすごい多幸感があってよかったです。

 

ところで、どうして夏が終わったのが8月の終わりではなくこのタイミングなのかというと、9月19日にあったテレビ塔ライブ。
原宿、大阪、名古屋、渋谷の4か所を回るこの夏のツアーで行われた人気投票の、最終結果が発表されたのがこのテレビ塔ライブでした。

上位5名は12月のメジャーデビューシングルのメイン曲を歌うことが出来るという今回の人気投票。ツアーの入場時に1人1枚投票用紙をもらい、終演後に投票するという形でした。チケットをたくさん持っていて入場ループしてもせいぜい数回、あとは知り合いにチケットを配って投票を頼むことでしか票を増やせない。


投票やることが決まってから、本当にずっとずっとつらかったです。友達に頼んで票をもらえることにはなったけれど、わたしに出来ることはそれ以上何もない。希望は持ちたかったし、ボーダーに入って欲しいと願ってたけど、正直厳しいだろうって思ってた。多分、ぼくワン選抜の6人にトウキョウのけんぱととーいが入ってきて、そうなるとせつらくんはきっと外れる。

ただ投票をやるだけなら。せめて、出すのがいつもと変わりないフォーチュンからのシングルなら。
メジャーデビューというのは、言うなれば世間へのお披露目。そこでリード曲歌ってない。ジャケットにも写ってない。何かのメディアに取り上げられる時も恐らく選抜の5人。12月のCD発売までひたすら続くリリイベで、推しのいない新曲を何十回も見て、特典会のために推しのいないジャケ写のCDを何十枚も買い続ける。

考えただけでもう地獄だと思った。

そしてそれが、現実になってしまった。

テレビ塔ライブ、すごく行きたくなかった。ツアーの中で行われていた途中経過の発表で、せつらくんが選抜に入れないことはもう分かっていたし、覚悟はしていたけどそれでも嫌なものは嫌でした。

ノーリミのあとバッシャーンのイントロが流れて、あっバッシャーンやるのかな?って思った瞬間、背後のテレビ塔から頼我くん、奏くん、たかくん、聡太くん、けんぱがすっごいキラキラした衣装で走って出てきて。わたしは階段の一番後ろのドア目の前の場所で見てたから、そのものすごいキラキラをもろに受けて本当に心臓が痛くなって、息ができなくなった。分かっていたけど、せつらくんはここに出てこないって突き付けられた。それから5人がステージに立って新曲を歌い始めたけど、ああなんか、ボイメンっぽいというか、ヤンファイっぽい曲だなあ…曲調は好きだなあ…とかぼんやり思いながらただただ泣いた。まともには見られなかった。

その日のせつらくんはすごくしゃかりきでいつも通りかっこよくて頑張っていて嬉しかったけれど、やっぱりつらい気持ちはどうしても拭えませんでした。音源もなかなか聴く気になれなかった。


結局、せつらくんの最終順位は8位でした。普段の特典列やペンライトの数から考えて、たぶん、妥当なんだ、と思う。だけど、順位に納得する気持ちとは別に、あの衣装の青を着るせつらくんが見たい、いい曲だからなおさら歌って踊ってほしい、つらいこの気持ちはどうしようもない。

本当に、人気投票で選抜なんて、やってほしくなかった。大事な仲の良い友達に対して、友達の推しに対して、こんなもやもやした気持ちを持ちたくなかった。
夏は終わったけれど、この気持ちはたぶんずっと続く。5人のパフォーマンスを見続けていつかは慣れるのかもしれないけれど、とりあえず12月までどういう気持ちでリリイベに参加すればいいのか、今模索してるところです。

来年の夏、また楽しい思い出たくさん作りたいから。