きらきらしたもの

がんばっている男の子たちが好きです

うたをうたうひと

うたうたいVol.2という超特急のライブに行ってきました。

コーイチくんとタカシくんのボーカルふたりだけでバンドを従えて演る生音ライブ。去年、コーイチくんひとりの生誕イベント扱いとして開催されたVol.1には行くことができなかったので、今回は本当に当ててくれた友人に感謝。


キャパ300人余りの小さなホールで、狭いステージにぎゅっと並べられたバンドセット、黒と白のふたつの椅子。全編で1時間20分ほどでしたが、超特急の曲とカバー曲合わせて本編9曲アンコール2曲、挨拶や曲の説明程度の軽いMCのみの、まさに「うたうたい」のライブでした。本当に最高だった。ボーカル推しとして、こんなに贅沢で嬉しいライブはない。


ライブ前、チケットを取ってくれたタカシ推しの友人に「タオル持ってきた?!みおさん絶対泣くじゃん?!」と言われて、どうかな〜今のわたしで泣けるのかな〜?とか言ってたんですが、2曲目のSTYLEで早くも泣いてました。感情どうこう考える前に勝手に涙がぼろぼろ出てきた。だってコーイチくんが心の底から楽しそうな幸せそうな顔で、声で、歌うから。好きな人の楽しそうな顔に、本当に弱い。

1曲目のRush Hourはこの選曲?!という驚きもあったし曲も曲なので普通に楽しく聴いてたんですけど。今までSTYLEはそんなに特別好きな曲というわけでもなかったんですが、フェイクっぽい部分がたくさんあって、ふたりの声の弾み方がバンドのアレンジと合っていてすごくよかった。


そのあとが、SUN(星野源)、pieces of a dreamCHEMISTRY)、誰より好きなのに(古内東子)、Everybody needs love(Vlidge)のカバー4曲。
SUNはきっとタカシくん選曲だろうな〜と思ったらほんとにそうだった。タカシくんらしい。「Ah Ah」のところでお互い顔を作って見合わせながら歌う2人がすごくかわいかったです。

そのあとのpieces of a dreamはもう大っっ興奮しました…2人がこれを歌ってくれるなんて……どっちが選曲したんだろう。世代といってもわたし小学生だったんですけど、今も懐かしい曲プレイリストみたいなとこに入れてよく聴いてるし、当時も母親の携帯の着メロを勝手にこれに変えるぐらいには大好きでした。どうでもいい思い出ですね!パートはいろいろ相談したと言ってましたが、ハモの都合でタカシくんが堂珍パート、コーイチくんが川畑パートになったそうです。

コーイチくん選曲の誰より好きなのに、わたしはちょっと知らない曲だったんですけど。どうやら歌詞がお気に入りらしく「『追いかけられると逃げたくなる 背を向けられると不安になる』って歌詞が、気持ちわかりません??俺めっちゃ一緒、分からん!?」とタカシくんに問いかけてた。なんか棒読みで「わかるぅ〜」って流されてたけど。あまのじゃくなコーイチくんらしくて笑いました(笑)

カバー曲コーナーの最後。なんか知ってるな〜昔どこかで歌った曲じゃなかったかな、と考えながらも思い出せずに聴いてたんですが、3年前のコーイチくんの生誕リリイベで歌ったEverybody needs loveという曲でした。わたしはその頃ようやく超特急を知ったくらいだったのでもちろん2人が歌ったのは聴いてないんですけど、ブログで読んではいたんですよね。曲のあとのMCで「知らない人の方が多いんじゃないかな」って言ってたけど、本当にそうなんだろうなあ。当時それをイベントで聴いていて、今ここでまた同じ曲を聴けている人ってきっと数えるほどしかいないだろうし、そしてきっとすごく幸せだろうなと思った。


「そろそろ超特急の曲も聴きたくないですか?」ということで持ち歌に戻って、フォーラムバージョンのFlashback。原曲も本当に超特急の中で5本の指に入るくらい大好きなんですが、このアレンジもイントロのメロディがすごく切なくて温かみがあっていいんですよね…。そういえば曲の前に「このバージョンは久しぶり、初めての人もいるかな」みたいなことを言ってたんですけど、さすがにフォーラムは映像化もされてるし割とみんな見てるのでは…?そんなにご新規様設定で見られているのか…?と思いました(笑)


Flashbackのあと、キーボードの方が弾き始めたのがfanfareのイントロ。聴いた瞬間脊髄反射かよってぐらいの勢いでぶわっと涙が出た。本当に好きなんですこれ。聴くたび去年の夏が思い出されてグッと来てしまう。

コーイチくんが「みなさんもう何の曲か分かりますよね」って歌い始めたんだけど、なぜか途中で首傾げながら歌うのをやめてしまって。えっなんで?ってびっくりしてたら「皆さんこれでいいんですか?」「普通すぎませんか??」「ギターの方のバージョンが聴きたいなぁ〜?」という振りで、ギターメインのアレンジに変わり、コーイチくんもご満悦で再スタート。これ一体何だったのか…コーイチくんがバンドメンバーとじゃれるための時間かな…(笑)

サビ部分でメロディを2人が、オオオ〜↓オ〜↑のコーラス部分をファンが、一緒に歌うという客席参加曲でした。原曲のエモみが減ってだいぶ陽気な雰囲気で、確かに一緒に歌うには楽しくてよかったんですが、正直原曲バージョンを聴きたかったな〜という気持ちはある…。本当に鳥肌立ったの、生音のシンセのイントロ。


去年の夏のツアーが3回しか見られなかったこと、今も少し後悔してる。情報も全然追えてなくて会場で初めて聴いたfanfareが、あまりに最高すぎて。「ありふれた日常が奇跡に変わる瞬間を信じて 運命の出会いとかたとえば感動の再会も きっとその手の中」ってコーイチくんの歌声が綺麗に伸びて銀テープが飛ぶ瞬間、思い出して今でも泣けるくらいの多幸感だった。

そうそう今回のバージョンはそのわたしのいちばん好きなパートも歌わなかったんですよね、1番サビを一緒に歌ったところで終わりだったから。だからちょっと物足りなかったのかなあ。


fanfareについて書きすぎました。
本編ラストがOne Life。「次で最後の曲です」っていう締めMCのバックでキーボードの方が鳴らし始めた音が、あっOne Lifeのコードだ…ってすぐ分かって、その時点でちょっと涙腺緩むくらいには好きな曲。でもあんまりライブで見る機会がなくて、というか2回くらいしか見たことない気がする。

「今立ってる場所が僕の未来 どこに立っているかなんて興味ない だから描いた絵に背景はない ただ笑ってる僕を信じていたい」ってコーイチくんのラップパートが好きなんですけど、なんかすごくぐっと来た。昔のブログを思い出したんですよね。

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「実は歌が大嫌いでした」なんて書いたこともあるコーイチくんが今こんなに心から楽しそうに歌ってて。ただ歌ってるだけで「音楽が好き」って気持ちがこんなに伝わってくるようになったんだなって思って。たったの2年半ほど見てきただけで何が分かるわけじゃないけれど、やっぱりコーイチくんの歌が好きだってことだけは確かだなあって改めて感じたりしました。


本編が終わって鳴り止まない拍手が徐々に手拍子に変わった、と思ったら後ろの方から突然「アンコール!アンコール!」と叫ぶ男の子の声が。えっ何?手拍子だけでもよくない?と思ったけど、あ、これもしかしたらメンバーだな、って気付いて。実際あとで回ってきたツイートによるとユースケくん発信だったとかなんとかで、微笑ましいなってちょっと笑いました。その日のブログもまるでボーカル推しのおたくが書いたみたいだったし、メンバー大好きかよ。(笑)


アンコール1曲目はrefrain。一昨年の夏ツアーのボーカルセッションで聴いたときよりさらに良くなっていて、素直にすごいなあと思いました。特にタカシくん。あの時は「ダイスキダヨ」のところで声がうまく出てない日が結構あったなあと思うのだけど、今回は全くそんなこともなく、何よりすっごく楽しそうだった。

タカシ推しの人には適当なこと言うなって怒られそうなんですけど、タカシくんって歌うときまじめで一生懸命だなっていつも思ってたんですよね。あんまり遊びがないというか。別にコーイチくんが不真面目で一生懸命じゃないという意味ではない。(笑)
コーイチくんって歌を手のひらに乗せてくるくる遊ばせるみたいな歌い方するな〜って思ってるんだけど、今回のタカシくんはそんな感じがした。歌を自分のものにして、歌うことを楽しんでるのが伝わってきてなんだか見てて嬉しくなった。


そして、最後の曲「Missing U」。コーイチくんが作詞作曲したという恋の歌。

昔から曲作ったりしてるとは言ってたけど、披露しないの?って聞いてもいやぁ〜まだそんなねぇ〜?とか言って濁されてたから、ようやく。まさかここで聴けると思ってなかったし、すごく嬉しかった。

歌い出しがコーイチくん自身のアカペラで「Oh baby, I love you, missing you」。タイトルからしてそうなんだけど、めちゃくちゃ直球なラブソングでした。「笑って 見つめて 僕だけにねえ my love」「なぜだろう 夢で二人きりだった」「逢いたい 触れたい」とか、断片的にしか覚えてないけど、ついさっき「追いかけられると逃げたくなる、分かる〜!」とか言ってた人が、こんなストレートな愛の言葉書くんだってびっくりした。むしろきっと歌だからこそ言えるんだろうし、歌でしかこんなこと言えなさそうなところが、ほんとかわいいなあって。

歌い終わって「やっぱり反応聞きたい、どうでしたか?」って言うから、よかったよって気持ちをこめていっぱい拍手したんだけど。コーイチくんが俯いて、最初口元が笑ってるみたいに見えて。あ、嬉しいのかなあよかった、って思ったら、頭ぐしゃぐしゃ掻きながら一瞬上げた顔が完全に泣き笑いで。嬉しいのか安心したのか、この時のコーイチくんの顔、本当に忘れられない。右肩に顔隠してぐすぐすして、タカシくんも「歌えてよかった」「最高!」って横でずーっとニコニコニコニコしてて。

もうたまらなくて嗚咽抑えられないぐらい泣いた。ばかだなあ何が不安だったんだよ、最高だったに決まってるのに。こんなに堂々と歌ってめちゃくちゃかっこいいアーティストだけどまだ21歳の男の子なんだなあ、なんてかわいい人なんだろう。


まだ泣いてる顔のままコーイチくんが「またやろな」って笑って、そしたらタカシくんが「俺でいいんやったら」って。

…なんだよそれ!!!!お前しかいないだろ!!!!!!!!(号泣)

これライブ終わって友人達とこの話になった瞬間全員同じこと叫んだのでボーカル推しの総意です。ライブの次の日のブログでも、「これからも超特急のバックボーカルとしてコーイチの背中を見続けていきたいです」って。あんなにふたりで対等に向き合って歌ってるのに、タカシくんはまだ、自分はコーイチより一歩引いたところにいると思ってるんだよ…もうどこまで泣かすんだよ…。


終演してもずっと余韻が残ってて、会場から離れがたくて、帰りの夜行バスの中でもまた思い出して泣けたりして、こんなに満足度の高いライブ久しぶりでした。

だからこそ、悔しい。もったいない。こんな素晴らしい歌声をたった300人ぽっちしか聴けてないなんて。狭い会場だからこその良さというのも確かにあるんですけど、せめて倍くらいのキャパがあればいいのに。わたしの知人やフォローしているボーカル推しでも当たった人をほとんど見かけなくて、正直わたしのような最近ろくに現場にも行っていないおたくが入っていいのだろうかと、ちょっと申し訳ない気持ちでした。

せっかくの素晴らしいライブにそんなことでケチを付けたくないし、コーイチくん自身もブログで書いてたけど本当にもっとたくさんの人にあのライブを見てほしい。だから、絶対にまたやって欲しいし、その時はもう少し適正キャパの会場をお願いしたいなって気持ち…。


 
…わたしキャパの文句ばっかり言ってますね(笑)広すぎだの狭すぎだの!でも仕方ないんだ運営がちょうどいいキャパの箱でやってくれないから…!

(ちなみに3月の研究生ワンマンもいきなりエルフィッツオールの250は下げすぎだと思ったよ!名古屋なら4〜500ぐらいでもまあいけると思うんだよね!むしろ下のELLとかもアリなんじゃないかな??!ねえフォーチュンさん聞いてる?!?!)